担保不動産を任意売却や競売にかけたり、債権債務の関係を処理することは、現在の日本の法制度の下では、非常に時間や費用がかかってしまいます。そして、何よりも、抵当権者間の立場や都合を調整することは難しい作業なのです。それらを解決する手段の一つとして、債権の売買が行われています。
不良債権の売買では、バルクセール(一括売買)という手法が採られています。バルクセールとは、数十、数百の債権をまとめて売却することです。従来は、これら債権の個々について債務者への通知や債務者への承諾が必要でしたが、1998年10月からは、「登記制度」が設けられ簡素化されました。
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