免震構造とは、一般に、建物の基礎と上部構造との間にゴムなどの免震装置が置かれているものを指します。しかし、どんな建物でも、免震構造を採用できるというものではありません。免震構造を採用するには、次のような、いくつかの条件をクリアすることが必要です。
①建設地の地盤条件
軟弱な地盤や、液状化の恐れがある地盤では、免震効果が期待できないことがあります。
②建物の高さ
RC構造で、階数が十数階までが一般的な目安とされています。
③建物外壁から隣接敷地までの距離
建物外壁から隣接敷地までの距離は、最低でも1メートルとされています。
④免震装置の維持管理
建物管理者による通常点検、専門技術者による定期点検のほか、大震災を受けた場合には、その直後の臨時点検が義務付けられています。
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