契約内容の確認

デュー・ディリジェンス

skyline

一般に、不動産の賃貸借契約書を結ぶ場合には、定型的な契約書を用いますが、そこに記載されていない事項と特に特約として約定したい場合には、まず、その特約が法的に有効かどうかを確認する必要があります。

また、契約書に記載されている内容で、意外に多いのが、「坪換算」によるドンブリ勘定です。1坪は3.305785㎡です。また。1㎡を坪換算する場合には、㎡に0.3025を乗じて求めます。

この坪換算によるドンブリ換算の例を見てみましょう。たとえば、1,000㎡を賃借し、坪当たりの月額家賃を10,000円とした場合、㎡表示の家賃は、1,000㎡×0.3025×10,000円/坪=3,025,000円となります。一方、坪表示の場合だと、1,000㎡を303坪(1,000㎡×0.3025≒303坪)ちすて表示した場合、303坪×10,000円=3,030,000円となり、㎡表示の月額家賃より5,000円高く取ることができます。月間では、わずか5,000円の違いですが、年間では60,000円の違いとなります。一般に、オーナー側からしてみれば、坪表示の方が有利ということになりそうです。

関連記事

この記事へのコメントはありません。

カテゴリー
アーカイブ