所有者の確認

デュー・ディリジェンス

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不動産の現在の所有者が誰であるかを簡便に調べたい場合には、登記簿謄本の「甲区」欄により、最終所有者として記載されている人を調べることにより可能となります。しかし、日本の登記制度には、公信力が認められていません。つまり、登記簿に記載されている事項は必ずしも真実であるとは限らないのです。したがって、真実の所有者が誰であるのかを確認するには、もう少し突っ込んだ調査が必要となります。

一般的には、①権利証、印鑑証明②固定資産税の納税者③権利移転の経過などの聞き取り調査④売買契約書などから確認します。

特に固定資産税は、現況主義により現実の所有者に課税されていますから、登記簿謄本に記載されている所有者と、固定資産税の納税者が一致していれば、かなり高い確率で、その不動産の所有者が現実の所有者と考えて問題ないでしょう。

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